介護施設ではどのような自立支援介護への取り組みが行われている?

介護施設の中で行われる自立支援介護への取り組みには、さまざまなものがあります。1つ目は、機能訓練です。機能訓練はリハビリとは異なり、医師の指示に基づいて訓練内容が決まるわけではない他、作業療法士や理学療法士など専門スタッフがいなくても提供できる訓練です。

具体的には、ラジオ体操や脳トレゲーム、関節の可動域を維持するための体操や歩行訓練などが挙げられます。施設ごとにプログラムの内容は異なりますが、自立支援介護を目的として行うことが大きな特徴です。

2つ目は、レクリエーションがあります。レクリエーションには個人レクと集団レクとがありますが、社会的な自立を目指すという目的で行う場合には、集団レクを採用する施設が多いです。簡単なルールで行うゲームが多く、初めて参加する高齢者でもルールを理解できる遊びが中心です。

3つ目は、生活リハビリです。これは利用者が自身でトイレに行けたり着替えができたり、また筋力や柔軟性のアップを目指して行うサポートです。施設によっては、リハビリテーションの専門スタッフがプログラムを作ったりケアに加わることがあるものの、利用者自身のライフスタイルに合ったケアを促進することで大きな効果が期待できます。

生活リハビリに関しても、個別リハと集団リハとがあります。個別はマンツーマンで行うのに対し、集団リハは他の利用者とコミュニケーションを取りながら行うという点が大きく異なります。これらの取り組みは、介護施設や自立支援介護を目的としたデイサービスなどで行われています。利用者は比較検討しながら、自身にあったプログラムを利用することになります。さらに詳しく知りたい方は、こちらのサイトを参考にしてみてはいかがでしょう。